石光工業とは

石光工業の得意としている技術・製品について

石光工業は、1953年に創業した60年以上続く、精密切削加工部品の製造会社です。

スロットルシャフト

主として、自動車の心臓部であるエンジン周りの精密機能小物部品を得意としています。 特に、自動車の吸気装置に組み込まれ、取り入れ口の開き具合を調節する「スロットルシャフト」では、国内シェア60%(海外シェア15%)のNo.1企業が当社です。

特筆すべきは、近年、環境に配慮した燃料や、高燃焼効率のエンジンが開発されるのに伴い、多機能・高品質な精密部品が求められる中で、用途により外径・全長の異なる精密シャフトを月産100万本以上生産しています。

石光工業は、精密切削部品を安定的に大量供給できる企業です。
石光工業の最大の強みは、製造されるモノではなく、高い生産技術と製造能力、培ってきたノウハウです。

精密切削加工について

当社の得意分野である精密切削加工について少し触れたいと思います。

切削加工(せっさくかこう)は切削工具を用いて対象物を削る加工法であり、当社では、金属などの材料を、刃物を使用して削り、お客様の希望する寸法や形状にします。

一般的な旋盤やプレス機において得られる精度よりも高い寸法精度を得るための加工を指すものを総じて精密加工と言い、切削によって精密加工を行なう事を、精密切削加工と言います。

設備

切削加工の長所としては、できあがりの精度が高く、多種多様な形状が作り出せるということです。
そのため技術力が高ければ高いほど応用範囲が広くなり、形状が複雑になりがちな自動車部品や機械部品・実験装置などの製作にも重宝されています。

複雑な部品を大量に生産するものは、金型を使った塑性加工が適します。
しかし、少量の生産や試作段階では切削加工が適しており、新しいものを世の中に生み出す事が無くならない限り、これからも切削加工はなくなる事はないでしょう。

ちなみに、金型で製作した部品に、高い精度が必要な部分だけ切削加工を入れるという方法は、多くの自動車部品等で利用されてもいます。

近年、切削加工で削ることができる範囲が広がっている。

少し前までは切削加工で削れないほど硬い材質や、切削加工よりもさらに精度の高い加工を行うためには、研削加工を利用し砥石や細かい粒子を使い表面を削り取っていました。
近年研究・技術革新が進み、研削加工でしか加工が困難といわれていた硬い材質も切削加工で削る事ができる範囲が広がり、切削加工の活躍の場が更に増えています。

切削加工品

高い技術力により寸法精度の高い切削加工を行うことでお客様のご要望にお応えし、提案まで行っていく事、オンリーワン技術で顧客企業様の信頼を勝ち取る事。
超一流の精密切削加工分野の創造集団が、石光工業の目指す姿です。

リーディング・カンパニーに向けて

石光工業は創業時、丸棒切削加工からスタートし、「当社の独自性を確立し、競合他社の追従を許さないトップの切削メーカーとなる」という経営ビジョンを基に、現代表者になり、スロットルシャフトの製造に着手しました。

当社の武器は、他社に真似のできない精密切削加工技術による「つくりこみ」。

熟練工のノウハウを取り込んだ、石光オリジナルの工作機械で、真円度や同軸度の点で他メーカーの出せない精度と品質を実現しています。
(スロットルシャフトは、外径公差6μm、同軸度公差5μmの精度)(1μm=0.001mm)


日頃の徹底した改善活動と原価低減活動により、競合他社の一歩も二歩も先を行く スピードとコストを提案できる体制を実現しています。

CS活動

当社の中でよく耳にする言葉に「CS活動」というものがあります。
当社でいうCS活動は、Culture & Sports(カルチャー&スポーツ)の略を意味して使用しています。

クラブ一覧

「心のゆとり、心の豊かさ、生き甲斐 が、心豊かな人間性を育てる」

石光工業では、上記の様な観点から、社員一人ひとりが気持ち良く働ける環境整備とともに、
各種の文化クラブ・スポーツクラブを設立し、社員交流・親睦を図っています。

⇒ CS活動(= カルチャー&スポーツ)についての詳細ページはこちら

モノづくりの伝承

当社の技術も一朝一夕で身についたものではありませんでした。

加工技術の多様化や高度化に伴い、あらゆるモノづくりに対応できる人材育成の場として当社独自の研修プログラムを確立することで、技能継承と人間形成のための総合的な集中研修を行い、「全員技術者」を目指しています。

石光学園

2007年4月からは、飛殿工場内に、石光学園として研修室・実習設備を整備して開校しました。社員一人ひとりの目標管理制度と組み合わせて、人材育成に力を入れ、会社全体で能力向上にチャレンジしています。

⇒ 石光学園 集学舎についての詳細ページはこちら

グローバル展開

加工技術の多様化や高度化に伴い、あらゆるモノづくりに対応できる人材育成の場として当社独自の研修プログラムを確立することで、技能継承と人間形成のための総合的な集中研修を行い、「全員技術者」を目指し精密切削部品メーカーとしての国際競争力を高めることができる環境を整えました。

グローバル、検査

創立時からの経営ビジョンである「トップの切削メーカーとなる」という想いを胸に、精密切削加工の技術向上において切磋琢磨し、お客様から頂いたご要望をカタチにし、ご満足頂けるモノの提供だけでなく、それらをさらに価値あるものにする提案や改善を行いながらモノづくりを続けてまいりました。
その成果を高くご評価頂けているのかと存じます。

今まで培ってきた精密切削加工技術に満足せず、さらに高みを目指すとともに、より幅広く応用することで、より多くのお客様やより多くの製品に当社の技術をご利用・ご活用頂ける様、努力していく所存です。

切削加工メーカーとしてのNo1を目指し、日々成長し続けます。

今後は更に、グローバルな展開も求められるかと存じます。
現在、タイ、チェコにある海外拠点だけでなく、今後も積極的に展開してゆき、よりグローバルな企業としても羽ばたきたいと考えております。

海外拠点

モノづくりの高い次元での基礎と技能の伝承、全員技術者を目指して、新しい発想や創意工夫を常に考え、社員一丸となって切削加工メーカーとしてのNo1を目指し、日々成長し続けてまいります。

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